HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の定期接種について
令和3年11月26日付けの厚生労働省の通知により、令和4年度からHPVワクチンの積極的な接種勧奨を再開しています。対象者の方には個別通知をしています。

※HPV…ヒトパピローマウイルスのことを指します。

ワクチンの効果・リスクについて、ご理解いただき、接種をご検討ください。

 

○HPV感染症とは(厚生労働省)

HPVは、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

 

○ワクチンの種類・回数・標準的な接種間隔

現在、定期予防接種の対象となるHPVワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって異なり、3種類のワクチンがあります。初回性交渉前の年齢層に接種することが推奨されています。

サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんを起こしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50〜70%を防ぎます。

シルガード9は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80〜90%を防ぎます。



ワクチンの種類
回数
標準的な接種間隔


2価ワクチン

(サーバリックス)
3
1月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回


4価ワクチン

(ガーダシル)
3
2月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回


9価ワクチン※

(シルガード9)
2
1回目を15歳になる前に接種する場合は、

6月の間隔をおいて2回接種

※5か月未満である場合3回接種が必要


3
1回目を15歳になってから接種する場合は、

2月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回



※令和5年4月から、シルガード9も定期接種の対象として、公費(無料)で受けられるようになりました。シルガード9についての詳細は、「9価HPVワクチンについて(外部リンク)」をご覧ください。

 

○接種対象年齢について

小学校6年生から高校1年生相当年齢の女子で、年度の初日(4/1)から年度の末日(3/31)まで

※標準的な接種年齢は、中学1年生となる年度の初日から年度の末日までです。

※平成20年度生まれの方で1回目の接種を完了していれば、令和8年3月31日まで公費(無料)で全3回の接種を完了することが可能です。

 

○接種券の発送について

・当該年度に小学6年生となる方へ毎年4月に接種券を郵送しています。

・接種対象者の方で、転入や紛失などで接種券がなく、未接種の予防接種がある場合は、生活環境課までお問合せください。

 

○接種できる医療機関

(R7.2月現在)




医療機関名


立山町
植野内科医院


植野耳鼻咽喉科医院


かとうこどもクリニック


黒田内科医院


五百石整形外科医院


たてやまクリニック


藤木病院


上市町
池田内科医院


中村内科クリニック


ひの皮ふ科クリニック


渡辺整形外科医院


かみいち総合病院



上記以外でも県内の広域化予防接種に参加している医療機関であれば、接種を受けられます。

接種をご希望の場合は、事前に医療機関へご予約ください。

?

○キャッチアップ接種について

対象者:平成9年4月2日〜平成20年4月1日生まれの女性

接種の積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃してしまった方に対し、公平な接種機会を確保する観点から、令和4年4月から令和7年3月までの3年間、公費(無料)で接種できる機会を設けています。対象となる方には、個別通知しています。キャッチアップ接種期間に1回目の接種を完了していれば、令和8年3月31日まで公費(無料)で全3回の接種を完了することが可能です。詳細は「HPVワクチンのキャッチアップ接種について」をご確認ください。

参考チラシ

○関連リンク

・子宮頸がんとHPVワクチン(厚生労働省)(外部リンク)

・HPVワクチンQ&A(外部リンク)

 

【お問い合わせ】 生活環境課 464-1121
戻る